君を想うだけで・・・。79
「いいねぇ~モニカちゃん 目線こっちちょうだい~。皇一くんもモニカちゃんを愛しそうに見つめて・・・いいよお~
」
(・・・愛しそうにって・・・)
皇一は苦笑しながらも不思議な感じだった。
モニカこと西野優子は髪は撮影のためにカールしていたが 皇一を見て微笑む顔は琴音そのまんまだった。
この世にこんなに似ている女性がいたなんて・・・・。
ふたりでポーズを取りながらいつしか皇一は錯覚を起こしていた。
ついついモニカと目が合うと自然に笑みがこぼれて それが何とも自然でカメラマンからも絶賛された。
「今日の皇一くんは すごいね~まるで本物の恋人同士みたいだよ(笑)」
カメラを覗きながらカメラマンが感心していた。
皇一も仕事であることを忘れて楽しんでいる自分に驚いていた。
「お疲れさまでした(笑)」
モニカが皇一に差し入れのジュースを持って控え室に現れた。
「お疲れさま。今日は優子・・・モニカさんと一緒に仕事できて 楽しかったよ。」
「私も。こんなに早く再会できるなんて 思ってもみませんでした(笑)こないだの皇一さんもステキだったけど 今日の皇一さんもすごくステキでした。」
「・・・モデルなんて やったことないから緊張してたんやけど 相手が君やったからよかったわ(笑)」
皇一はモニカのことを琴音じゃないんだからと思いながらも嬉しかった。
「そんなに似てたん?」
「オレが間違うくらいやもん、お前も腰抜かすで。」
数日後、ラジオの録音スタジオでハガキチェックをしながら帝と皇一は話していた。
「その雑誌、いつ発売なん?」
「さぁ・・・できたら持ってきてくれるやろ。あ・・・このハガキ おもろいで(笑)」
「どれ?ああ~ええな んふふ♪」
「こんにちは~♪」
いきなり元気にドアが開いてマキが入ってきた。
「マキちゃん えらい久しぶりやな~どないしたん、今日はここで仕事?」
皇帝コンビも相変わらずのマキのテンションに苦笑しながらも前のような印象はなかった。
「お久しぶりです~相変わらずいつ見てもふたりはステキね♪あ、そうだ。皇一さん こないだファッション雑誌の撮影があったでしょう。」
「なんでマキちゃんが知ってんの?」
「モニカちゃん 私と同じ事務所なんですよ~♪嬉しそうに話してましたよ、皇一さんはTVで見るよりもとってもステキだったって。ちょっと妬けちゃったわ~(笑)私なら帝くんと仕事したいわ♪」
「・・・え・・・。」
帝は苦笑するしかなかった。
「そうなんや・・・マキちゃんとモニカさんねぇ・・・。」
皇一も縁があるんだなと思った。
「写真見ましたけど、すごくいい感じに撮れてましたよ。本当の恋人同士みたいでほんとうらやましい
」
「え?そう?
」
皇一はマキの本当の恋人同士みたいという言葉に一抹の不安を覚えた。
できれば琴音の目に触れないで欲しいと思った。
「あ、ごめんなさいね、仕事の邪魔して。では失礼しま~す♪」
「・・・ほんま いつも思うけど 彼女 台風みたいやな。」
マキがいなくなったあと、帝が少しあきれながらつぶやいた。
「え・・・あ・・・うん。」
「なに?テンション下がってるやんか、大丈夫か?」
「雑誌、琴音に見られたら どないしよう・・・。」
「・・・そやかて仕事やんか、別に隠すことやないし。彼女もそれくらい理解してるやろ。」
「相手が他のモデルならね・・・オレ、楽しかってん・・・琴音と錯覚することあったしな。」
「ええ
・・・ほんま?」
「お前かて・・・もし舞雪ちゃんに瓜二つの女の子に出会たら 気になるやろ?オレなんて たまにしか彼女に会われへんのやで、目の前に琴音と同じ顔した子がいたら錯覚してもおかしないやんか・・・。」
「そうやなぁ・・・そうかもな。けど、そんなん今から気にしてもしゃあないやん。」
帝は再びハガキに視線を移した。
「・・・そうだよなぁ・・・・。」
皇一も気を取り直して ハガキに向かった。 急に琴音を思い出し、胸がギュッと切なくなった。
・・・今度はいつ会えるんやろ・・・・琴音に会いたい・・・・君に触れたい・・・
「ねぇ、琴音。これ見て。」
琴音がナースステーションに戻ってくると 同僚のナースが1冊の雑誌を手に興奮気味で琴音を呼んだ。
「なあに?ファッション誌?」
「そう、ここよここ。びっくりしちゃった。まさか琴音じゃないわよねぇ・・・でも 似てるわ~。モニカだって(笑)美人ねぇ。琴音がモデルだったらこんな感じなんでしょうね~♪」
琴音は同僚の開けたページを見て息を呑んだ。
自分とそっくりな顔をして微笑むモデルの隣で最愛の人が嬉しそうに写っていた。
「皇さまって モデルもするのね、でも すごくいい感じに撮れてるわよね、まるで本当の恋人同士みたい。」
何も知らない同僚は感心しながらまじまじとそのページを見ていた。
琴音は言いようのないショックを受けた。
もうずいぶん 皇一とは会っていない。仕事だから仕方ないと頭ではわかっていても気持ちの動揺は抑えることができなかった。
「琴音?どうしたの?顔色悪いわよ。」
心配そうに言う同僚ナースに琴音はうろたえながらも平静を装った。
「・・・ちょっと 疲れてるみたい・・・少し休むわね・・・あ、ねぇ今度の休みっていつ?」
「え?え・・っと 琴音は明日じゃないの、なに言ってるのよ(笑)彼とデート?」
琴音は不安で胸が一杯になった。すぐにでも皇一に会いたかった。
その日の夜。
琴音はたまらず皇一にメールを打っていた。
『連絡ください。待ってます。』
しばらく待っていたが なかなか皇一からの連絡はなかった。
携帯を握り締めたままいつの間にか ウトウトしていた琴音はいきなりの着信音に驚いて飛び起きた。
「・・・琴音?ごめんな 遅なって。」
「・・・皇一さん・・・。」
琴音は皇一の声を聞くなり急に切なくなって涙がこみ上げてきた。
「どないしたん?元気ない声やなぁ。疲れてる?仕事 忙しい?」
「・・・ううん。すごく皇一さんに会いたくなって 声を聞いたとたんなんだか涙が出てきちゃったの。」
「・・・そんなに会いたかったん?嬉しいわ~(笑)休みいつ?」
「・・・明日。」
「明日!オレも会いたいなぁ、こっち来れる?」
「行ってもいい?」
「当たり前やんか。ごめんな、オレがそっち行けたらええんやけど。」
「ううん。いいの。」
「じゃ 明日待ってるから着いたら連絡して。」
「わかった・・・あのね・・・。」
「ん?」
「・・・なんでもない・・・おやすみなさい。」
「おやすみ
」
琴音は携帯を切ってから深いため息をついた。
(・・・大丈夫よ・・・仕事だったんだもの。・・・でも どうしてこんなに不安になるの・・・。)
早く 明日になればいいのにとベッドに入ってからも琴音はなかなか眠れなかった。
「え?皇一くんが?」
帝と舞雪も同じころ 携帯でいつものように話をしていた。
「そやねん、一緒に仕事しているうちに琴音さんと錯覚したんやって。」
「そうなんだ・・・帝くんだったら どうなるのかな。」
舞雪も急に不安そうに聞いた。
「オレ?そやなぁ・・・錯覚するかもな、けど 一緒にいれば絶対 お前やないってわかると思うし 別にどうってことないと思うで。」
「・・・そうだよね、でも・・・。」
「でも?」
「琴音さんのこと 心配になってきちゃった・・・大丈夫かな。」
「お前が不安になってどうすんねん。お前もさんざん世話になってんからたまには舞雪から琴音さんに連絡してみれば?」
「うん、そうだよね!そうする!!」
「・・・そやから~・・・大声出すなって!
」
「・・・帝くんだって 今 すごくおっきかったじゃない~!
耳がキンてした。」
「・・・そやろ 思い知ったか(笑)」
「もう・・・・ふんだ、しばらく泊まりになんて行かないから。
」
「・・・舞雪~・・・・。
」
帝は情けない声を出した。
」 (・・・愛しそうにって・・・)
皇一は苦笑しながらも不思議な感じだった。
モニカこと西野優子は髪は撮影のためにカールしていたが 皇一を見て微笑む顔は琴音そのまんまだった。
この世にこんなに似ている女性がいたなんて・・・・。
ふたりでポーズを取りながらいつしか皇一は錯覚を起こしていた。
ついついモニカと目が合うと自然に笑みがこぼれて それが何とも自然でカメラマンからも絶賛された。
「今日の皇一くんは すごいね~まるで本物の恋人同士みたいだよ(笑)」
カメラを覗きながらカメラマンが感心していた。
皇一も仕事であることを忘れて楽しんでいる自分に驚いていた。
「お疲れさまでした(笑)」
モニカが皇一に差し入れのジュースを持って控え室に現れた。
「お疲れさま。今日は優子・・・モニカさんと一緒に仕事できて 楽しかったよ。」
「私も。こんなに早く再会できるなんて 思ってもみませんでした(笑)こないだの皇一さんもステキだったけど 今日の皇一さんもすごくステキでした。」
「・・・モデルなんて やったことないから緊張してたんやけど 相手が君やったからよかったわ(笑)」
皇一はモニカのことを琴音じゃないんだからと思いながらも嬉しかった。
「そんなに似てたん?」
「オレが間違うくらいやもん、お前も腰抜かすで。」
数日後、ラジオの録音スタジオでハガキチェックをしながら帝と皇一は話していた。
「その雑誌、いつ発売なん?」
「さぁ・・・できたら持ってきてくれるやろ。あ・・・このハガキ おもろいで(笑)」
「どれ?ああ~ええな んふふ♪」
「こんにちは~♪」
いきなり元気にドアが開いてマキが入ってきた。
「マキちゃん えらい久しぶりやな~どないしたん、今日はここで仕事?」
皇帝コンビも相変わらずのマキのテンションに苦笑しながらも前のような印象はなかった。
「お久しぶりです~相変わらずいつ見てもふたりはステキね♪あ、そうだ。皇一さん こないだファッション雑誌の撮影があったでしょう。」
「なんでマキちゃんが知ってんの?」
「モニカちゃん 私と同じ事務所なんですよ~♪嬉しそうに話してましたよ、皇一さんはTVで見るよりもとってもステキだったって。ちょっと妬けちゃったわ~(笑)私なら帝くんと仕事したいわ♪」
「・・・え・・・。」
帝は苦笑するしかなかった。
「そうなんや・・・マキちゃんとモニカさんねぇ・・・。」
皇一も縁があるんだなと思った。
「写真見ましたけど、すごくいい感じに撮れてましたよ。本当の恋人同士みたいでほんとうらやましい
」 「え?そう?
」 皇一はマキの本当の恋人同士みたいという言葉に一抹の不安を覚えた。
できれば琴音の目に触れないで欲しいと思った。
「あ、ごめんなさいね、仕事の邪魔して。では失礼しま~す♪」
「・・・ほんま いつも思うけど 彼女 台風みたいやな。」
マキがいなくなったあと、帝が少しあきれながらつぶやいた。
「え・・・あ・・・うん。」
「なに?テンション下がってるやんか、大丈夫か?」
「雑誌、琴音に見られたら どないしよう・・・。」
「・・・そやかて仕事やんか、別に隠すことやないし。彼女もそれくらい理解してるやろ。」
「相手が他のモデルならね・・・オレ、楽しかってん・・・琴音と錯覚することあったしな。」
「ええ
・・・ほんま?」 「お前かて・・・もし舞雪ちゃんに瓜二つの女の子に出会たら 気になるやろ?オレなんて たまにしか彼女に会われへんのやで、目の前に琴音と同じ顔した子がいたら錯覚してもおかしないやんか・・・。」
「そうやなぁ・・・そうかもな。けど、そんなん今から気にしてもしゃあないやん。」
帝は再びハガキに視線を移した。
「・・・そうだよなぁ・・・・。」
皇一も気を取り直して ハガキに向かった。 急に琴音を思い出し、胸がギュッと切なくなった。
・・・今度はいつ会えるんやろ・・・・琴音に会いたい・・・・君に触れたい・・・
「ねぇ、琴音。これ見て。」
琴音がナースステーションに戻ってくると 同僚のナースが1冊の雑誌を手に興奮気味で琴音を呼んだ。
「なあに?ファッション誌?」
「そう、ここよここ。びっくりしちゃった。まさか琴音じゃないわよねぇ・・・でも 似てるわ~。モニカだって(笑)美人ねぇ。琴音がモデルだったらこんな感じなんでしょうね~♪」
琴音は同僚の開けたページを見て息を呑んだ。
自分とそっくりな顔をして微笑むモデルの隣で最愛の人が嬉しそうに写っていた。
「皇さまって モデルもするのね、でも すごくいい感じに撮れてるわよね、まるで本当の恋人同士みたい。」
何も知らない同僚は感心しながらまじまじとそのページを見ていた。
琴音は言いようのないショックを受けた。
もうずいぶん 皇一とは会っていない。仕事だから仕方ないと頭ではわかっていても気持ちの動揺は抑えることができなかった。
「琴音?どうしたの?顔色悪いわよ。」
心配そうに言う同僚ナースに琴音はうろたえながらも平静を装った。
「・・・ちょっと 疲れてるみたい・・・少し休むわね・・・あ、ねぇ今度の休みっていつ?」
「え?え・・っと 琴音は明日じゃないの、なに言ってるのよ(笑)彼とデート?」
琴音は不安で胸が一杯になった。すぐにでも皇一に会いたかった。
その日の夜。
琴音はたまらず皇一にメールを打っていた。
『連絡ください。待ってます。』
しばらく待っていたが なかなか皇一からの連絡はなかった。
携帯を握り締めたままいつの間にか ウトウトしていた琴音はいきなりの着信音に驚いて飛び起きた。
「・・・琴音?ごめんな 遅なって。」
「・・・皇一さん・・・。」
琴音は皇一の声を聞くなり急に切なくなって涙がこみ上げてきた。
「どないしたん?元気ない声やなぁ。疲れてる?仕事 忙しい?」
「・・・ううん。すごく皇一さんに会いたくなって 声を聞いたとたんなんだか涙が出てきちゃったの。」
「・・・そんなに会いたかったん?嬉しいわ~(笑)休みいつ?」
「・・・明日。」
「明日!オレも会いたいなぁ、こっち来れる?」
「行ってもいい?」
「当たり前やんか。ごめんな、オレがそっち行けたらええんやけど。」
「ううん。いいの。」
「じゃ 明日待ってるから着いたら連絡して。」
「わかった・・・あのね・・・。」
「ん?」
「・・・なんでもない・・・おやすみなさい。」
「おやすみ
」 琴音は携帯を切ってから深いため息をついた。
(・・・大丈夫よ・・・仕事だったんだもの。・・・でも どうしてこんなに不安になるの・・・。)
早く 明日になればいいのにとベッドに入ってからも琴音はなかなか眠れなかった。
「え?皇一くんが?」
帝と舞雪も同じころ 携帯でいつものように話をしていた。
「そやねん、一緒に仕事しているうちに琴音さんと錯覚したんやって。」
「そうなんだ・・・帝くんだったら どうなるのかな。」
舞雪も急に不安そうに聞いた。
「オレ?そやなぁ・・・錯覚するかもな、けど 一緒にいれば絶対 お前やないってわかると思うし 別にどうってことないと思うで。」
「・・・そうだよね、でも・・・。」
「でも?」
「琴音さんのこと 心配になってきちゃった・・・大丈夫かな。」
「お前が不安になってどうすんねん。お前もさんざん世話になってんからたまには舞雪から琴音さんに連絡してみれば?」
「うん、そうだよね!そうする!!」
「・・・そやから~・・・大声出すなって!
」 「・・・帝くんだって 今 すごくおっきかったじゃない~!
耳がキンてした。」 「・・・そやろ 思い知ったか(笑)」
「もう・・・・ふんだ、しばらく泊まりになんて行かないから。
」 「・・・舞雪~・・・・。
」 帝は情けない声を出した。
この記事へのコメント
ではぼくもそれどころじゃないんで失礼します…あれ?ひょっとしてその事で仲直りしようと思って訪れていたんですか?あぁ、マジ、すみませーん!
これからだよねぇ・・・・んふふふふふふ♪
皇さまもね、これからが大変なんよ。今度はヘタレコンビが助けてくれるのかな(なんか頼りないよね)爆
なんか…舞雪ちゃんとユキみたいな関係じゃないですよね。
皇一さんが間違うくらいだから、ほんとにそっくりなんでしょうね。
出合いのシーンを読ませてもらった時、なんかね「古都」を連想しちゃったけど。どうなんだろ。
皇さまはモデルの仕事も様になってるでしょうけど、以前、外国の女の子とのショットありましたよね(どこのこうさまの話してるんだろ?)
「相手が君やったからよかったわ」はよくないよなぁ…モニカさんも誤解しちゃうよ。
なんかね。桜さんに騙されてる(笑)気がしてならないのよね…
モニカと琴音ですか?んふふ☆
騙されてる感じします?^^あまりにも非現実なことはないと思うのですが
桜の頭の中は時折(いつも?)ネジが緩んだり 飛んだり 壊れたり するので
「なんでこうなるの?」みたいな展開もあるかもしれないのですが
妄想なので(これで片付けようとしてる)ご理解くださいませ(うわーすごい言い訳)
皇さまの優しい一面が裏目に出ちゃうと・・・@@;
いくら似てても本人ではない!ということをきちんと自覚しないと皇さま、自分の首を絞めることになるよ・・・。
ここは、二人で話し合って、愛を確かめ合ってほしいものです。
くんずほぐれつ・・・おおいに結構!!(爆)
仕事だと判っていても 人の気持ちはそう簡単に割り切れないよね。
くんずほぐれつ・・・(爆)