ブロペ劇場☆奏と仲間たち「kinちゃんの背中には羽根がある」

「飛べばいーじゃん

ドーモッちゃんはそう言って極上の笑顔を見せた。

kinちゃんとボク、そしてショコラっちはで顔を見合わせた。

そして、それからボクたちはなぜかミィたちの通う学校へと来ていた。

ドーモッちゃんがなにやら用事があるとかでボクら3匹は謎のまま、それでも午後の学園は活気に満ちて午後の授業が始まっていた。

「お、いたいたあそこ、見てみ

ドーモッちゃんは顎で合図した、ボクたちはドーモッちゃんの指すほうを見た。体育の授業でミィたちが走り高跳びをやっていた。

「おおー!あいつら飛んでるぜーーーー

kinちゃんが大きな目をますますまん丸にして歓声を上げた。ちょうどオミの番がきて、軽々と背面飛びを華麗に決めていた。

ボクらは思わず拍手をしていた。

ドーモッちゃんだけはなぜか校内の時計塔を見上げて小さく呟いた。

「・・・・そろそろだな・・・

「なにが?」

ボクは聞き返した。ドーモッちゃんは「ふふん」と鼻で笑うとkinちゃんにこう言った。

「おい、kinたろー。お前、あれ飛べるか?」

「は?

ちょっと挑戦的なドーモッちゃんの物言いにkinちゃんの目が少しだけ吊り上がった。

「そやからぁ~あれが飛べるかって聞いてんねん

・・・なんで関西弁なんだよしかも何気に威嚇してるのはなぜ?

「あ、あんなもんオレさまならかる~くピョンだぜー

あーあ、kinチャンてば完ぺき乗せられたよ・・・・

ボクとショコラっちは顔を見合わせてため息をついた。すると頭に完全に血が上ったkinちゃんはオミたちがいるところへ堂々と駆けて行ってしまった。

離れたところからボクたちはハラハラしながら見ていたが、最初にkinちゃんに気付いたこまちくんが驚きながらも嬉しそうな声を上げた。

「あれーお前 どうしてここに来たの?」

「ニャーニャー(次 オレさまに飛ばせろ)

・・・と言っても通じるわけ・・・・・

「今なんだって?」

ミィが興味津々でこまちくんの側にやってきた。

「・・・・飛びたいのかな・・・・?なんて(笑)」

こまちくんが冗談ぽく笑ったがすかさずkinちゃんがニャーと返事をしたので生徒全員から「おおー!」と歓声が上がっていた。

「まじかよ。」

側にいた生徒Aが言い、体育の先生も面白がって様子を見ようと言い出していた。

「ドーモッちゃん、なんであんなこと言ったの?

ボクはハラハラしながらもどうかkinちゃんが怪我なんてしませんようにと両手を胸に祈っていた。

「まぁ見てろって

ドーモッちゃんは平気な顔をしていた。kinちゃんは・・・・たっぷりと助走をして・・・・そして飛んだ!


・・・・kinちゃぁあん!・・・・

kinちゃんの体は綺麗な放物線を描いて宙に舞った。その瞬間、ボクは見たんだ。kinちゃんの背中に純白に輝く大きな羽根を。




「kin太郎くん!素敵




その声に驚いて振り向くと、いつの間に来ていたのか、輝ちゃんと沙耶ちゃんがそこにいた。

歓声を上げたのは輝ちゃんだった。目は潤んで胸には真っ赤なリボンがかけられた箱を持っていた。

kinちゃんがひねりを入れて見事に着地するとミィたちからも大きな歓声と拍手が沸き起こっていた。

特にこまちくんは目を潤ませて感動しているようにも見えた。

ボクもとっても嬉しくて胸の奥がじんと熱くなるのを感じていた。

ショコラっちも大きな前足で顔をごしごしこすっていた、彼も感動したんだと思う。だけど一番感動していたのは・・・・。



「kin太郎くん!!!すごいすごーい見直しちゃった~かっこよかったわ~あ、はいこれ。


「ひ・・・・ひかっぺ・・・し・・・仕方ない、もらってやるよ。・・・・サンキュ

kinちゃんはこれ以上ないくらい真っ赤な顔で、でもとても嬉しそうに輝ちゃんからバレンタインのプレゼントを受け取っていた。

ギャラリーからはひやかす口笛や拍手や歓声が鳴り止まなかった。


「・・・・奏くん、これ、貰ってくれる?」

「え?

kinちゃんたちを感動して見つめていたボクの背後から沙耶ちゃんが声をかけてくれた。ボクの心臓はドキンドキンと今までにないくらいの速さで飛び出しそうなくらいだった。

「ふふ・・・そんなに驚いた顔しないで。あ・・私からじゃ嫌かな?もしかしてもう本命チョコとか貰ってる?」

「そ・・・そそそそそそんなこと・・・・ないないない・・・です

沙耶ちゃんはクスクスとっても可愛らしい笑顔でピンクのふんわりした紙で花みたいにラッピングされたをそっとボクに差し出した。ボクは丁寧にそれを受け取った。

「あ・・・ありがとう。

「うん今度家にも遊びにきてね



や・・・やったぁあああーーーー



ボクは有頂天になっていた。沙耶ちゃんはニコニコ笑顔のまま、今度は同じをドーモッちゃん、ショコラっち、そしてkinちゃんにも手渡していた。

「・・・しょーがねーなぁー、女の子に恥かかせるわけにはいかねーもんな、貰ってやるよ。」

ドーモッちゃんは少し照れながらそれを受け取った。

「ありがとぉ~

「へへ・・・・えへへぇ・・・・

ショコラっちはいつもの穏やかな笑顔で、kinちゃんは輝ちゃんにいいとこが見せれたのでもうにやけっぱなしの顔のまま、(いつもの硬派はどーしたんだよ

kinちゃんと輝ちゃんのツーショットはなかなかの雰囲気で周りにはが飛び交っているように見えた。

ボクは・・・・・みんなと同じを大切に胸に抱えて、でもなぜかそれがとっても嬉しかったんだ



・・・こうしてドーモッちゃんのバレンタイン大作戦は大成功を収めたのだった。




素敵なバレンタインデーをありがとう・・・



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この記事へのコメント

愛戦士桜
2007年02月14日 21:00
はぁー・・・何とかうまくまとまったか・・・な(爆)
2007年02月14日 22:10
Kin太郎!良かったなぁ~♪輝ちゃんにいいところを見せられたじゃないかぁ~!かっこ良かったよぉ~!(感動)そっかそっか…それでご機嫌な顔でお家に帰ってきたんだなぁ…(爆)仲間にも恵まれて良かったね…(ToT)
素敵なお話をありがとう♪いつもKinちゃんをかっこ良くしてくれて…嬉しい(笑)
チビにゃん
2007年02月14日 22:13
奏くんの俳句Getしたよぉ~♪
「このある日 ブロペされたし 懐かしい」
ブロペされた日を懐かしむ俳句??(謎)
愛戦士桜
2007年02月14日 23:07
チビにゃん>>
kinちゃんはブロペ界のアイドルのひとり(1匹)だもんね♪^^
あーなんとかうまくまとまってくれてよかったです~ありがとう!

奏の俳句もGETしてくれてどうもありがとです~♪
相変わらず意味不だけど、「このある日」てのがなんかいーね♪(笑)
愛戦士桜
2007年02月15日 14:33
奏くん♪君はヒマだったからブログしたのかい?(笑)
うん、また活躍してね☆
もも
2007年02月17日 19:14
さすがドーモトくん!!≪バレンタイン大作戦≫さりげない優しさが…(感動)み~んなの心があたたかくなったバレンタインでしたね~♪いいなぁ~いいなぁ♪kinちゃんの背中に輝く大きな純白の羽根!ももにも見えましたよ☆はい!!間違いなく王子さまでした~☆
愛戦士桜
2007年02月18日 20:59
ももちゃん>>
無事にkinちゃんも素敵なバレンタインになったようで桜も嬉しいです~♪
また次回 こんなほんわかな物語を書けたらいいな♪
ドーモッちゃん、体は小さいけれどすっかりみんなの頼りになるリーダー的存在だよ^^さすが座長んちのブロペくんだよね☆

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